熱風発生装置 キャビネットヒーター
熱風発生装置
熱風発生装置は、ヒーターとファンがユニットになったものです。
処理風量、温度条件、必要熱量、使用用途によりヒーターの大きさ及びファンの種類、選定を行います。
製造ライン用のヒーターは装置の一部になるのに対し、熱風発生装置は乾燥装置の構成部品となります。
乾燥装置は熱風発生装置が、機器上部や機器の外部に設置されており各種乾燥用に最適な形状になっています。
用途
乾燥用:繊維・金属部品・プラスチック・ゴム・焼付塗装・印刷・穀物・食品・各種溶剤予備乾燥
水切り乾燥用:塗装前処理・メッキ部品
スプレードライヤー:食品・医薬品
キャビネットヒーター
キャビネットヒーターは蒸気を利用した自然対流の環境に優しい暖房器具です。
暖房する範囲、部屋の大きさ(㎡)により各サイズの製品がございます。
ファンレスですので、防爆地域での暖房に適しています。
基本的には蒸気利用ですが、温水でも設計できます。
内部エレメントはプレートフィン、エロフィン何れかを選択できます。
熱風発生装置【循環型】
熱風循環型乾燥庫、保温庫などの機器上部に取り付ける為、非常にコンパクトに設計されています。温度上昇に優れた高効率フィンチューブを使用したフィンチューブ式ヒーターとファンをSETした熱風発生ユニットです。
機器内に塗料、接着剤などを保管し、使用可能な温度、粘度に保持する機器に使用されます。
写真は、プレートフィンヒーター、ターボファン共にSUS304製、庫内に納める容量により機器ごとに設計されます。
写真の熱風発生装置が使用される保温庫は安全上の理由から、熱源は蒸気としハイカットサーモを装備されています。
熱風発生装置【並交流型】
並交流型乾燥機用の熱風発生装置です。熱源は蒸気、風流れはワンパス、乾燥エアーは全排気します。
吹き棚式乾燥機の場合、弊社のプレートフィンヒーターは乾燥機内の上下の温度差が少なく、温度ムラが少ないと好評を得ています。
熱風発生装置【外部設置型】
乾燥装置の外部、下部に取り付けられるタイプの熱風発生装置です。
ターボファン吸い込み側にプレートフィンヒーターが取り付けられており、フィルター、ヒーター本体等のメンテナンスが容易な構造となっています。
キャビネットヒーター【外観】
キャビネットヒーターの外観です。
ケースは鋼板焼き付け塗装グレー色が標準です。
ステンレス製及び、特注の形状での製作出来ます。
キャビネットヒーター【内部エレメント】
キャビネットヒーターの中身です。
エロフィンチューブを必要熱量の面積分使用しています。
写真は塗装前の状態です。
内部エレメントはSUS製でも製作出来ます。
自然対流ですので伝熱係数に差が出ない為、鉄とステンレスは同じ大きさになります。
キャビネットヒーター【内部エレメント】
塗装後の内部エレメントです。
弊社オリジナルの耐食性の高い耐熱シルバー塗装を塗布しています。